WILL

福祉の現場は、3Kと言われます。
給料は安い、汚い、きつい。
給料。地域によって少々異なりますが、同じ制度の中で行っているので施設によってそれほど大きく変わることはないはずです。事業者側も努力をして少しでも給料をよく見せようとしますが、どんなに頑張っても収入(売上)には上限があるので、際限なく給料を上げ続ければ、やがて経営は破綻してしまいます。したがって、高額な賃金を期待される方はがっかりするかもしれません。
汚い。きつい。私どもの仕事は、直接的な排せつや入浴や食事だけではありません。時には、その人の人生まで支えていかなければならないナイーブな場面に立ち会うこともあります。体力的にも、精神的にもしんどいことは否めません。したがって、福祉現場の職員には繊細な精神と高い志や熱意が求められます。

私どもには創業からお勤めいただき、定年を過ぎてもまだまだ現役、現場の最前線で活躍してくれている職員さんが大勢います。なぜ彼らが3Kと言われる日本の福祉現場に長年身を投じていられるのか、ぜひ想像してほしいのです。

彼らの多くはこの仕事に就いてから実体験を積み重ね、専門知識を学んで多くの資格を取得していきました。知識や技術も必要ですが、それ以上に人間力が大切であることを彼らは証明してくれます。永年勤続社員さんの多くがきわめて大きな人間的魅力をお持ちです。家庭、仕事、社会での学びを確実にご自身の成長に結びながら、かずさ萬燈会の一員として一人の人間として存在しています。彼らがこの仕事を喜びとするモチベーションは、3Kをも吹き飛ばしてしまうほどの高い志にあるのです。

最近では、親の働く姿を見て、その子が学校を卒業後に、かずさ萬燈会に就業するケースもみられるようになりました。こうしたことは、私にとって大きな喜びであり、同時に大きな励ましとなっています。親がわが子にも勧められるような労働環境をつくりたい。そのためならできることは何でもいたします。

実は福祉現場の3Kイメージは、我々福祉の現場で働くものが自らつくり上げている虚像なのです。かずさ萬燈会で活躍している大先輩の姿を見れば、その意味が分かっていただけるはずです。

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